人を嫌いになることで創り出してきた「合意」の世界から、人を好きになることで生み出せる「共感」の世界の創造へ

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ここ2週間ばかりの間に起こった自分自身の内面世界の変化について記します。
ここに記すのは主に自分のためですが、もしかしたらちょっとでも誰かの参考になればとも思っています。

自分は過去の人間関係に深刻なコンプレックスを抱えています。小学校の時から友達・先生・父親は自分にとって裏切られる存在であり、故なき(と思っている)誹謗・中傷に対してそもそも「相手の存在を認めない」という方法で対処してきました。相手の存在を認めないための理屈(小学生の時は屁理屈、大学生の時は極論って相当嫌われた)をこねくり回すことばかりやってきました。またそれと同時に「動物や草木を愛でる心」「絵を描く心」「音楽を奏でる心」といった情操的心のスイッチを明示的に切ることで、感性領域におけるダメージを受けないようにしてきました。その結果、他人の感性領域あるいは内面世界に触れることを極度に恐れて、会話の時に目すら合わせられません。ほとんど無意識、反射的に話をそらして自分の意見を一方的に押し付けることしかできません。

上記の経験を経ると人間どのように人格形成されるかというと、他人に裏切られないように「合意」で世界を形成しようとし、そしてたとえ他人に裏切られてもノーダメージで乗り切れるようにするために、そもそも他人を「嫌い」になろうとしてしまいます。その結果、他者だけでなく自分自身も含めて人間を信じられなくなります。さらには、この世界のものごとに対して、すべての因果関係を分析して解釈することで左脳的に理解しようとします。これは本来感性領域が主である喜怒哀楽についても同様で、感情そのものものに対しても原因と結果といった左脳的な解釈が必要になってしまいます。つまり、右脳を極端に使わないで生きてしまっているという人間として片端な深刻な欠損状態に陥っています。

これらの経験から得られたのは、人間の思考パターンから自己合理化のメカニズムの理解、社会的で通る通らないの筋論の習得です。その結果、社会で生きるために左脳的人間関係の構築方法を習得してきたのだと思います。これは無論今の活動を行う上で強力な武器になっていることは間違いありません。
しかしながら、ここ1,2年この「合意」で構成した世界では通用しないような事柄が頻発し、少なからず動揺と疲労感を感じ始めるようになっていました。

そんな中、右脳領域を使うリハビリとして1年半前にドラムを始めました(ヤマハ音楽レッスン)。その効果はてきめんでした。まずは人から純粋に学べたこと自体が嬉しかった。そして、まだ初級ですが感性領域でほんのちょっとした自信も生まれ、過去のコンプレックスに立ち向かう勇気の種になってきていることを実感しています。さらにはいままで漠然と聴いていた音楽がドラムを中心として体に入ってくるようになりました。2週間前、あるきっかけで BUMP OF CHICKENのライブ映像「ray(https://www.youtube.com/watch?v=whdFuBF1EA8&list=PL20A42D0A826C3BBD)」を見て不覚にも泣いてしまいました。会場全体へ感動のうねりが伝搬していく様子に。音楽が多くの人の心を捉える事実、そして日々の生活に活力を与える存在であることに。自分に彼らのように何十万人に感動を与えることが果たしてできるだろうかと。

まさか自分がこれまで解決済みだと思っていた30年近く前の傷跡を直視することがあるとは思ってもみませんでした。消し去ろうとしてきた右脳系感覚器の情報と、それらをシャッタアウトしてきた経緯までがすべてフラッシュバックして、全て一気に思い出した。振り切ったと思っていた向き合えなかった過去の現実がいつまでも亡霊のように付きまわって、この亡霊と終わることない戦い勝つために色んな大切なものを失ってきたんだなと。所詮、亡霊との戦いによる産物では他人に感動を与えることなんて絶対にできない。螺旋的亡霊との戦いから降りる勇気。気力が充実してきた今なら挑戦できそう。

ここから30年かけて、楽しいことを楽しいと、嬉しいことをうれしいと、悲しいことを悲しいと、そして、好きということを好きと表現できるようになった時、これまでの「合意」の世界から、これまで知らなかった「共感」の世界を開く扉のように感じています。人をそして自分を信じることができるかな。信じることができるようになった時、何十万人を感動させる事のできる一流の仕事ができるようになれると思ってます。

自分の体に溶け込んだ2曲目の曲はBUMP OF CHICKEN の「涙のふるさと」でした。土から4日間で300回ぐらい(脳内再生で+200回)聴いています。ここ2週間の自分自身のことがそのまま唄になっている衝撃に涙が止まりませんでした。

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逃げてきた分だけ距離があるのさ 愚痴るなよ自業自得だろう
目的地はよく知っている場所さ 解らないのかい
冗談だろ

「会いに来たよ 会いに来たよ 消えちゃう前に来たんだよ
君の涙のふるさとから遠ざかる世界まで
君に知って欲しくて来たんだよ」

到着だよ ほら覚えてるかな いつか付いた傷があるだろう
君の涙が生まれ育ったふるさとがあるだろう

新しい雫がこぼれたよ 治らない傷を濡らしたよ
全てはこのため この時のため
とても長い旅を越えて
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バンプ歴2週間の自分が言うのもおこがましいですが、この歌詞とメロディ、唄どれをとっても完璧すぎて、こんな作品を生み出すことのできる人にたいして、心より尊敬します。尊敬できる人が増えたこと自体がうれしいです。

以上です。ここ2週間、平均睡眠時間が4時間弱で、心がふわふわして体感時間感覚が異常に長く、心臓の鼓動とrayのドラムが共鳴しているような状態です。人を嫌いになることで創り出してきた「合意」の世界から、人を好きになることで生み出せる「共感」の世界の創造へ。これからも頑張って生きていく勇気が湧いてきました。


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